流動性 2005 5 8

 流動性でしょうか。
アメリカの長期金利が安定しているのは。
FRBが、いくら短期金利を誘導しても、長期金利が連動しない原因は。
 世界には、巨額の投機資金があります。
もちろん、巨額の投資資金もあるでしょう。
 こうした資金は、巨額であるが故に問題を抱えています。
たとえば、株や石油、不動産に投資するにしても、流動性の問題があります。
 一般投資家から見れば、十分な流動性があると思える「株や石油、不動産」にしても、
巨額の投機資金や投資資金にから見れば、流動性が十分あるとは思えないでしょう。
 こうした巨額の資金でも、流動性があると感じるのは、
現在のところ、アメリカ国債かもしれません。
 さて、アメリカの財政赤字が話題になりますが、
はたして、どのくらい借金があるか。
冗談ですけれど、「神のみ知る」というレベルかもしれません。
 公表されている財政赤字の金額は、あくまでも「公称」です。
ベストセラーになった本が公称80万部売れたという話と同じです。
はたして、財政赤字が、いくらあるかは、皆目見当がつかないでしょう。
 こんな話を聞くと、「大変だ」と思うでしょうが、実は問題ないのです。
ドルが基軸通貨である限り、理論的には、いくらでも借金ができます。
 ただ、最近は、ユーロが、第二の基軸通貨になりつつありますので、
ドルの危機を感じる人が多いでしょう。
 それでも、化粧で、ごまかせるでしょう。
問題は、年を取ると、化粧の乗りが悪くなることです。






























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